今回から5回に渡り、Linuxサーバーのセキュリティ設定を皆さんと一緒に確認しつつ、セキュリティに関連するコマンドの説明を書かせてもらう川井です。皆さんと同じく、さくらインターネットの一ユーザーでもありますので、以後、よろしくお願いいたします。 これから説明するセキュリティを確認する環境は、さくらインターネットが提供しているサービスの『さくらのVPS』や『さくらのクラウド』でCentOS 7以降の利用が対象です。さくらインターネットさんはセキュリティにとても留意しているため、初期状態でも危機はかなり低いとはいえ、利用している皆さんがよりセキュリティに関心を寄せることで、更なる安全を手に入れられるでしょう(この連載では以降、さくらのVPSとさくらのクラウドをさくらのサービスとまとめて記述します)。 対象サービスさくらのVPS、さくらのクラウド 対象OSCentOS 7 これから触れるセキュリティの元ネタは個人的にも利用しているさくらのVPSと、お仕事がらみだったり、趣味の実験でたま〜に使わせて頂いているさくらのクラウドの環境で筆者が試した内容です。もちろん、よりハイエンドなユーザーに向けたさくらの専用サーバや高火力でも、CentOS 7を使うのであれば基本的な考え方は同じとなるため、お使いいただける知識でもありますので、少しでも興味がわいた方はご参考にしてください。 究極のセキュリティから考える「あるべき姿」 それでは気を引き締め
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