CDN(Content Delivery Network)のメリットや活用のポイントをお届けしている本連載、連載第2回はCDNのメリット・デメリットについて、連載第3回ではキャッシュ設定すべきファイルの選定方法についてご紹介してきました。連載第4回となる今回は、CDNの料金体系ということで、複雑になりがちなCDNの課金体系をご説明したいと思います。 CDNの料金体系 CDNの料金体系は提供事業者によって様々なものが存在します。ここではその中で代表的なものをご紹介します。CDNの課金方法はこんな種類があるんだな、というぐらいで読んでみてください。 転送量課金 CDNの課金方法で最も一般的なのが転送量課金です。多くの事業者が1GiB(ギビバイト)あたり○円といった課金方法になっています。GB(ギガバイト)とGiB(ギビバイト)の違いについては後ほど詳しくご説明します。 転送量課金では、月間合計転送量で課金額が変わる場合があります。月に転送したデータ量が5GiBであれば10円/1GiB、100GiBであれば8円/1GiBといった具合です。要は使えば使うほどお得になるプランということですね。さくらのCDNウェブアクセラレータでは1GiB 5円(税込)という比較的低価格でサービスを提供していますが、他社の場合、月間転送量が10TBの場合は1GiBあたり10円近い価格設定のところ、5PBを超えると3円程度まで下がるという場合もあります。ウェ
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