ごまなつと申します。キーバインド設定で快適なキーボード操作をするお手伝いをいたします。 前々回の記事では、WindowsにおいてChangeKeyとAutoHotKeyを用いたキーバインド設定を紹介しました。その際に、トリガーキーとしてScrollLockをお勧めしましたが、私が遭遇した現象から非推奨とします。現象の解説として、キーの押しっぱなし問題とトグルキーの扱いを解説します。 AutoHotKeyのキー押しっぱなし問題 AutoHotKeyは、キーを押す(Down)とキーを離す(Up)を送信することでキー入力を実現するものです。Downしたあと、Upを送信できないと押しっぱなしになります。この押しっぱなしが修飾キーで起こってしまうことがあります。 例えば、Ctrl+SpaceでEnterを入力する処理では、AutoHotKeyのkey historyでは次のようになります。dがDown、uがUpです。 d LControl d Space u LControl d Enter ←AutoHotKeyによる挿入 u Enter ←AutoHotKeyによる挿入 d LControl u Space u LControl となります。EnterキーをDownしてUpする処理をAutoHotKeyが挿入しています。このような処理において、 d LControl d Space u LControl d Enter ←AutoHotKeyによる挿入 u Enter ←AutoHotKeyによる挿入 d LControl u Space //ここで物理的にCtrlキーを離しているが、u LControlが感知されていないため、Lcontrolが押しっぱなしになる 最後にCtr
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