昨今では、IaaSやPaaSといったさまざまなクラウドサービスが多くのシステムで使われている。こうしたクラウドサービスの多くはAPIを使ったインフラの操作をサポートしており、それらを活用するさまざまな支援ツールが登場している。今回はそういったツールの1つで、さまざまなプログラミング言語を使ってクラウド上のリソースを管理できる「Pulumi」を紹介する。 さまざまな言語でさまざまなクラウドプラットフォームを操作可能 昨今ではInfrastrcture as a Service(IaaS)やPaaS(Platform as a Service)といった、ソフトウェアを動かすためのインフラストラクチャ(インフラ)やプラットフォームを提供するクラウドサービスが広く普及している。こういったクラウドサービスには「使った分だけの料金支払いで済む」「ソフトウェアの実行環境や各種インフラを迅速に調達できる」といった利点に加えて、外部からインフラの操作を行えるAPIを利用してさまざまな処理を自動化できるという特徴もある。 そして、今日ではこうしたクラウドプラットフォームが提供するAPIを活用するツールが登場している。こういったAPIを活用するツールにはクラウド上のリソースを管理するものや監視を行うもの、ほかのサービスとの連携を行うものなどさまざまなものがあるが、その1つに設定管理のためのツール「Terraform」がある。Terraformについてはさくらのナレッジでも入門記事が公開されているが、簡単に言うと独自の書式でインフラの状態を記述することで、クラウド上のリソースをそれにあわせて自動的に作成できるというツー
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