こんにちは。 ゴリラ.vimを運営しているゴリラです。 これまで5回の連載に渡り、Vimの基本操作から便利な機能までを紹介してきました。そろそろみなさんもVimをカスタマイズしたいと思う頃ではないでしょうか。今回はVimをより使いやすくカスタマイズする方法と筆者のオススメの設定について解説していきます。 設定ファイル VimはVim scriptという独自のスクリプト言語を使ってカスタマイズすることができます。そしてVimのプラグインの多くはこのVim scriptによって書かれています。今回はVim scriptについての解説はしませんが、連載の最後にVim scriptを使ったプラグインの作り方を解説しますので、楽しみにして頂ければと思います。 話を戻して、Vimはデフォルトでは
defaults.vim
という設定ファイルを読み込んでいます。筆者の環境では/usr/local/share/vim/vim81/defaults.vim
が読み込まれています。この設定ファイルはruntimeファイルとして同梱されているため、ユーザが用意する必要はありません。 しかし、defaults.vim
は必要最低限の設定しかされていおらず、とても使いやすいと言えません。そこで、vimrc
という個人設定ファイルを使うことでVimをカスタマイズすることができます。このvimrc
はVim scriptを使って設定を記述します。なお、OSによってこの設定ファイルは少し名称が異なります。<